こどもの矯正はいつから? |
投稿:矯正担当より |
最近、こどもの矯正の開始時期についての相談を多く受けます。 歯の生えかわりの時期は、あごの骨の成長期でもあるため、適切な時期を見極めることが重要です。 「歯のガタガタ」、「出っ歯」、「受け口」などを治療する際に、 あごの骨の、前や横への成長だけでなく縦の成長(水平的および垂直的な成長)パターンによっても、開始時期は異なります。 生え変わりの時期に矯正をすることで、 大人の歯になった時にワイヤーなどで歯を動かす治療(II期治療と呼びます)をやらなくてすむ可能性や、 もしII期の矯正をすることになっても、歯を抜かない可能性が上がるメリットもあります。 こどもの矯正装置(歯の生え変わりの時期の矯正)は、かんたんに自分で取り外し可能な寝るときだけの装置が多く、痛みもないものがほとんどですが、 お顔の骨の成長パターンによって、開始時期、使用する矯正装置が変わるので注意が必要です。 レントゲン(頭部X線規格写真)などを用いた、矯正治療に特化した検査と診断が必要です。 かみ合わせの機能や空気の通り道(気道)についても考えなくてはなりません。 また、あごの成長によってお顔に変化(特に横顔のシルエットに変化)が出てくるので、正確な分析と診断が重要です。 こどもの矯正をやっても、あまり効果のない場合(お金や装置の負担だけがかかってしまう場合)などは、 こどもの矯正をおすすめしない場合もあります。 気になることは、お気軽にご相談いただければと思います(^^) |
2019年3月6日(水) |
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